COLUMN DETAIL
“ニキビの切り札”イソトレチノインとポテンツァは併用NG?
“ニキビの切り札”イソトレチノインとポテンツァは併用NG?
美肌治療

イソトレチノインの治療法は?
体の内側からニキビの根本改善ができる治療法と言われています。
例えば、赤ら顔でお悩みの方、繰り返しニキビが出来てしまう方、皮脂が気になる方などにオススメです。
イソトレチノインは重症のニキビなどに処方される薬として、欧米などの世界各国では30年以上の使用実績があり、注目されています。
そこで今回は、今話題の「イソトレチノイン」について、そしてポテンツァとの相性を徹底解説していきます。
答えてくれるドクター
レナータクリニック 統括院長
館山 大輝先生
日本美容皮膚科学会 日本抗加齢医学会所属
東京立川・新宿で美肌治療のクリニックを開院している美肌治療の専門ドクター。
毎日多くの肌悩みを持つ患者様に寄り添い、世界水準の医療サービスを提供しています。
イソトレチノインがおすすめな方
- 何度もニキビを繰り返してしまう
- ニキビ跡ができやすい
- 重症・難治性ニキビがある
- 酒さ(赤ら顔)で困っている
- 皮脂が多い
- 毛穴の開きや黒ずみが気になる
イソトレチノインの効果とは
①抗炎症作用
免疫を調整しながら、ニキビの原因であるアクネ菌の働きを抑制します。
それにより、アクネ菌による炎症を抑え、肌状態の悪化を防ぎます。
さらに、抗炎症作用によって、酒さのようなお肌の赤みを改善していきます。
②皮脂分泌の抑制
過剰に働く皮脂細胞の働きを整え、皮脂腺を小さくします。
皮脂の分泌を減らすことで、毛穴詰まりにアプローチをしてニキビの発生を防ぎます。
さらに、皮脂の分泌が抑制されることで、毛穴の開きの改善も期待できます。
③皮膚細胞の働きを抑制
皮膚を形作る細胞の働きを正常に戻していきます。
それにより、毛穴詰まりや角質肥厚なども防げるため、ニキビが作られにくくなります。
治りにくいニキビの原因
ニキビができる原因は様々です。例えば、肌のターンオーバーやホルモンバランスの乱れ、食事、ストレスなどです。
さらに、難治性ニキビの根本的な原因は皮脂腺の肥大化や増殖などです。
まず皮脂腺とは、皮脂を分泌する器官で真皮層にあるもので、毛穴に複数存在しています。
例えばストレスやホルモンなどの影響により、皮脂腺が活性化することで皮脂の過剰分泌が起こります。
皮脂が過剰分泌されることで毛穴が詰まり、皮脂を栄養とするアクネ菌の増殖が発生。
その際、毛穴の中では炎症が起こり、これがニキビができる原因です。
炎症がさらに悪化すると、周囲の組織を侵食していきます。
さらに侵食がどんどん広がり、付近の皮脂腺と結合することで皮脂腺が大きく広がります。
一度大きく広がった皮脂腺が自然に縮小するのは困難です。
これによりニキビが直りにくい状態となり、繰り返しニキビが発生してしまいます。
治療の際の注意点
イソトレチノイン服用の際は、下記の点に注意してください。
・お肌が、日光に敏感な状態になり、日焼けしやすくなるため、紫外線からお肌を守ることが大切です。
・皮脂分泌抑制効果により、乾燥しやすくなるため、日頃から保湿ケアを徹底してください。
・イソトレチノインは、ビタミンA誘導体の特殊な内服であるため、ビタミンA含有のサプリメントの服用は控えてください。
・服用1ヶ月前、服用中、服用後6ヶ月間は避妊が必要です。
・献血を控えてください。妊娠女性に輸血をすることで、胎児にイソトレチノインの影響が及ぶ可能性があります。
・精神病やうつ病にかかったことがある方は医師にご相談して下さい。
・ドライアイやコンタクトレンズ不耐症、夜間視力低下などの視力障害を引き起こす可能性があります。
・服用し忘れた場合はできるだけ早く飲み忘れた分を服用して下さい。忘れた分を補うために1度に2回分を服用することは避けてください。
・妊娠またはその可能性がある方、授乳中の方は控えて下さい。
・治療前後に血液検査が必要になります。
治療による副作用
比較的多く発生する副作用
・乾燥の症状(唇・鼻の乾燥、ドライアイ等)
・鼻血や頭痛等
・ 一時的な症状の悪化(服用から1~2週間ほどは好転反応によりニキビが増えることがあります。)
稀に起こる重度の副作用
・ 吐き気や視力障害
・胎児の奇形、早産、流産、死産
・潰瘍性大腸炎、急性膵炎、アナフィラキシーショック
・うつ病、自殺衝動、肝機能障害、聴覚障害、視力障害
・皮膚や粘膜の乾燥、頭痛、めまい、嘔吐 など
【よくあるご質問】
Q.ニキビが再発することはありますか?
A.イソトレチノイン服用後、ニキビが再発する可能性はあるので、再発リスクを軽減するためにしっかりと服用することが大切です。
服用開始から数か月経過後にニキビが改善した場合は、服用を中断してもニキビができにくい状態が続くことが多いです。
服用の期間と内服量が多いほど飲み終えた後の効果の持続が長くなります。効果とその後の肌質改善を含め、6~10ヶ月間は飲み続ける方が多いです。
Qイソトレチノインはいつ飲むのがベストですか?
A.1日1回、食後に服用するのが好ましいです。ただし飲む量や回数は、症状や体重などにあわせて調整します。
必ず医師の指示に従い、決められた用法・用量を守っての服用してください。
Qイソトレチノインの服用を中断したらどうなりますか?
A.副作用などが原因で治療を中断するのでなければ、まずは1クール(16~20週間)を続けて内服してみてください。
治療の再開はいつでも可能ですが、しっかりとニキビを治療するためには、続けて内服することをオススメします。
イソトレチノインとポテンツァの相乗効果
イソトレチノインとポテンツァは相性がとても良く、併用することで効果を実感しやすくなります。
ニキビ、ニキビ跡、毛穴などお悩みに合わせて薬剤やチップをオーダーメイドできるので、ニキビの再発も防ぐことができます。
イソトレチノインは 皮脂の分泌を抑制することでニキビなどの改善をしていきます。皮脂が多く、毛穴の開きが気になる方はポテンツァと組み合わせると、毛穴治療の効果もより実感していただけるのでオススメです。
イソトレチノイン服用中にポテンツァなどのニードルRFを併用した場合、創傷治癒の遅延を引き起こさなかったという論文もあり、その論文に基づくと併用は問題ないと考えます。
まとめ
イソトレチノインは長年ニキビでお悩みの方、皮膚科などでの内服や外用薬でも改善が見られない方などにとても効果的な治療と言われていますが自己判断による購入はとても危険です。
治療をお考えの方は、副作用を避けるためにも個人輸入ではなく医療機関で診察を受けてもらってから処方してもらうことをオススメします。
効果を出したいなら、実力のあるクリニックがおすすめ!
立川、新宿で展開し、日本にまだ数台程度の時からポテンツァを導入しているレナータクリニック。
レナータクリニック新宿・立川院のウェブサイトはこちら
施術実績は実に10,000件以上にものぼり、豊富な経験を積んだ施術者が担当するので最大限の効果を発揮できると人気です。
施術を検討するなら、オーダーメイド設定が可能で最適な治療を提案できるクリニックを選ぶことが大切です。
まずは無料カウンセリングのご予約をお待ちしております!