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美肌治療で起こるニキビの好転反応とは

美肌治療で起こるニキビの好転反応とは

2025.10.24

美肌治療

治療後にニキビが増えるのはなぜ?

美容治療を受けた後、「ニキビが増えた」と感じることは少なくありません。特に、ポテンツァやブレッシング、キュアジェットなどの施術後に小さな吹き出物が現れることがあります。しかし、これらの多くは肌の再生過程で起こる自然な反応です。

治療による肌の変化

治療によって皮膚が刺激を受けると、細胞の入れ替えが活発になります。新しい皮膚を作るために、古い角質や皮脂を外へ押し出す働きが強まるのです。このとき、毛穴に残っていた皮脂や汚れが一時的に表面に出ることで、ニキビのように見えることがあります。

好転反応とは?

こうした一時的なニキビや赤みは「好転反応」と呼ばれます。肌が再生に向かう途中で起こる自然な変化です。治療で細胞が活性化すると、ターンオーバーが一時的に乱れ、古い角質や皮脂が外へ押し出されます。これは悪化ではなく、肌が元気を取り戻しているサインです。

ポテンツァやブレッシング、キュアジェットの特徴

ポテンツァやブレッシング、キュアジェットは、肌の深部に刺激を与える施術です。これらの治療では、針や高周波、圧力などを使用し、肌の再生を促進します。これにより、好転反応が現れやすくなります。

ポテンツァの場合

ポテンツァは、細い針が真皮層に刺激を与えるため、赤みや軽い吹き出物が出やすいことがあります。

ブレッシングの場合

ブレッシングは、針と高周波を組み合わせた治療で、熱による反応がやや長く続く傾向です。

キュアジェットの場合

キュアジェットは、針を使わず圧力で薬剤を導入するため、刺激が少なく、赤みやニキビが軽いケースが多いです。ただし、圧力によって一時的に皮脂が押し出されることもあります。

好転反応と肌トラブルの見分け方

治療後の赤みや吹き出物がすべて好転反応とは限りません。見分けるポイントは「痛み」「膿」「期間」です。数日で落ち着く赤みやニキビは正常な反応です。しかし、強い痛みや膿が出る場合は、炎症性のニキビや感染症の可能性があります。また、1週間以上続く赤みや腫れも注意が必要です。自己判断せず、早めにクリニックへ相談するのが安心です。

回数を重ねると反応が変わる理由

治療を重ねるごとに、ダウンタイムや反応の出方が変わることがあります。初回は肌が刺激に慣れていないため、赤みや吹き出物が出やすい傾向です。2回目以降は肌が整ってくるため、反応が穏やかになっていきます。これは、肌のターンオーバーやバリア機能が改善されている証拠でもあります。継続することで肌が再生リズムをつかみ、反応が安定してくるのです。ただし、治療間隔が空きすぎると再び敏感に戻る場合もあるため、適切なペースで受けることが大切です。

ダウンタイムの長さに差が出る理由

ダウンタイムの長さは、施術の強さや肌質によって異なります。乾燥肌の方は赤みが残りやすく、脂性肌の方は皮脂の排出が活発でニキビが出やすい傾向があります。また、薬剤の種類や針の深さ、出力設定によっても反応が変わります。ブレッシングのように熱エネルギーを伴う施術では、肌内部でコラーゲン生成が活発になるため、回復まで少し時間がかかる場合があります。一方、キュアジェットのように針を使わない治療では、反応が軽く、赤みも早く引く傾向があります。

好転反応を穏やかに過ごすためのケア

治療後は、肌を「守るケア」を意識しましょう。まず大切なのは保湿です。再生中の肌は乾燥しやすく、乾燥が進むと炎症が悪化することがあります。刺激の少ない保湿剤でやさしく整えるだけでも、回復がスムーズになります。また、紫外線対策も欠かせません。ダウンタイム中の肌は紫外線の影響を受けやすく、色素沈着につながることがあります。外出時は日焼け止めを塗り、日傘や帽子でガードしましょう。赤みやニキビが気になっても、触ったり押したりせず、自然に引くのを待つのが最善です。

まとめ

治療後にニキビや赤みが出るのは、肌が生まれ変わる途中のサインです。ポテンツァやブレッシング、キュアジェットはいずれも再生力を高める施術のため、一時的に反応が出ることがあります。しかし、それは悪い変化ではなく、肌がきちんと反応している証拠です。時間の経過とともに落ち着き、ハリやツヤが増していく過程を感じられるはずです。大切なのは、焦らずに経過を見守ること。好転反応を理解し、適切なケアを続けることで、美しい肌の再生につながります。

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